憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「私たちを見守って、なにがいったい楽しいんでしょうね……?」

「私たちというか、七星の幸せだろ?」

「ハイ……?」

顔もよくて人当たりもいい、それこそ憧れの上司である龍志なら理解はするが、私なぞの幸せを見守ってほんと、なにが楽しいのかさっぱり理解ができない。

「お前、さっぱりしてて頼りがいがあって格好いいって、一部女子のあいだでは人気だぞ?
なんだ、知らなかったのか?」

知らなかったのかって、まったく知りませんが?
そんな気配すらなかったし。

「えっと……。
男を手玉に取っていそうって話は、どこに行ったんですかね?」

「そこがいいんだろ。
自分たちをなにかと嫌な目に遭わせてくる男どもを、いいように手のひらで転がすなんて格好いいー、……だ、そうだ」

誰からか聞いたのか、少々真似するようにいって龍志はおかしそうに笑っている。

「はぁ……?
でも、実際の私は龍志も知ってるとおり、初恋もまだなド処女の乙女だったんですよ?」

周りの勝手なイメージとは恐ろしい。
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