憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「あー」
言われてみればもっと広いベッドがいいから見に行こうと話していた記憶がある。
「でも、あと一年とちょっとで不要になるじゃないですか」
言った途端、ぎりっと胸の奥が鋭く痛んだが、気づかないフリをした。
「あー……」
なにか考えるように長く発したあと、龍志は寝返りを打ってこちらを見た。
「あのさ。
やっぱり、引っ越さないか」
「いやだから、一年ちょっとで私はひとりになるわけですし」
「それはそうなんだが」
苦しそうに彼の顔が歪み、言い方が悪かったなと落ち込んだ。
「マンション、買おうと思うんだ。
で、それを七星にやる。
慰謝料っていうか。
いらなくなったら売るなり賃貸にするなり好きにしたらいいし」
「そんなの」
……いらないから龍志に傍にいてほしい。
出そうになった言葉を必死に飲み込む。
それができないからこそ、彼がこんなに苦しんでいるのは知っている。
「慰謝料とかいいですよ。
わかっていて私は、龍志と付き合うって決めたんですし」
言われてみればもっと広いベッドがいいから見に行こうと話していた記憶がある。
「でも、あと一年とちょっとで不要になるじゃないですか」
言った途端、ぎりっと胸の奥が鋭く痛んだが、気づかないフリをした。
「あー……」
なにか考えるように長く発したあと、龍志は寝返りを打ってこちらを見た。
「あのさ。
やっぱり、引っ越さないか」
「いやだから、一年ちょっとで私はひとりになるわけですし」
「それはそうなんだが」
苦しそうに彼の顔が歪み、言い方が悪かったなと落ち込んだ。
「マンション、買おうと思うんだ。
で、それを七星にやる。
慰謝料っていうか。
いらなくなったら売るなり賃貸にするなり好きにしたらいいし」
「そんなの」
……いらないから龍志に傍にいてほしい。
出そうになった言葉を必死に飲み込む。
それができないからこそ、彼がこんなに苦しんでいるのは知っている。
「慰謝料とかいいですよ。
わかっていて私は、龍志と付き合うって決めたんですし」