憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
じっと彼が、私を見つめる。
「……ありがとう」
少しして彼は嬉しそうに口づけしてきた。
ただ、それだけなのに泣きそうになった。
ふたりで食卓を囲む。
「明日は絶対に、俺が作るからな」
「えっ、でも龍志、忙しいじゃないですか」
今日の彼は本当に、両方の耳に受話器をつけそうな勢いで仕事をしていた。
「んー、社内でやる仕事はあらかた終わった?」
「へ?」
遠くを見ながら彼がいい、さすがにそれには変な声が出た。
「ルナが結婚の話を出してきたときから、いつどうなってもいいように一応、引き継ぎ資料とかはまとめておいたんだ」
困ったように彼が笑い、なんとも言えない気持ちになる。
そんなに前から龍志は覚悟を決めていたんだ。
「あとは取引先への挨拶回りだけでいいからな。
明日からは半有休で挨拶回りしつつ、ここの引き払い手続きとかそんなのをする。
それで、さ」
箸を置き、龍志は真っ直ぐに私を見た。
「七星も一日、有休取れないか?」
「えっ、と?」
それはどういう意味か測りかねた。
一日、時間をくれと言われたのでそれはあけるつもりで調整している。
「……ありがとう」
少しして彼は嬉しそうに口づけしてきた。
ただ、それだけなのに泣きそうになった。
ふたりで食卓を囲む。
「明日は絶対に、俺が作るからな」
「えっ、でも龍志、忙しいじゃないですか」
今日の彼は本当に、両方の耳に受話器をつけそうな勢いで仕事をしていた。
「んー、社内でやる仕事はあらかた終わった?」
「へ?」
遠くを見ながら彼がいい、さすがにそれには変な声が出た。
「ルナが結婚の話を出してきたときから、いつどうなってもいいように一応、引き継ぎ資料とかはまとめておいたんだ」
困ったように彼が笑い、なんとも言えない気持ちになる。
そんなに前から龍志は覚悟を決めていたんだ。
「あとは取引先への挨拶回りだけでいいからな。
明日からは半有休で挨拶回りしつつ、ここの引き払い手続きとかそんなのをする。
それで、さ」
箸を置き、龍志は真っ直ぐに私を見た。
「七星も一日、有休取れないか?」
「えっ、と?」
それはどういう意味か測りかねた。
一日、時間をくれと言われたのでそれはあけるつもりで調整している。