憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「そう警戒しなくても、変なことはしない。
ま、キモチイイコトには違いないが」

ふふふとまるで悪い魔法使いのように課長が笑い、やはり私は怯えていた。

――それから。

「あっ、あっ、ああーっ」

「ほら、いいだろ。
ここか、ここがいいのか?」

「あっ、そこ、そこがいいのー!」

……と、宇佐神課長にフェイシャルエステから全身マッサージを受けていた。

「七星、猫背だし、絶対あちこちこってるだろって思ってたんだよなー」

嬉しそうに笑いながら、課長が私の全身を解していく。

「てか、こんなのどこで覚えたんですか?」

「んー、エステは社内の技能研修、積極的に出てるしなー。
整体は昔凝ってて、いろいろ勉強したんだよな」

私は広告宣伝部だからと、メイク等の必須ではない研修に出ていないが、宇佐神課長は専門外もやっているんだ。
なんかちょっと、尊敬するな。

それにしても、滅茶苦茶気持ちよくて寝落ちてしまいそうで危険だ。

「宇佐神課長。
そろそろ……」

そうじゃないとまぶたが落ちてきそうになっている。

「ん?
気にしないで寝ていいぞ」

「いえ……そういう……わけ……には……」

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