憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
彼の顔は見られず俯き、パジャマの袖をちょんと摘まんで小さく呟く。
「私も龍志が私の元からいなくなるそのときまで、繋がっていたい、……です」
「……ありがとう」
ぎゅっと龍志が私を抱きしめた。
有休を取ったその日は龍志に、銀行だなんだとあちこち連れ回された。
「俺の持ってる株を七星に譲ろうと思う」
「えっ、そんなのいらないですよ!」
窓口に来てさらりと言われ、慌ててしまう。
「慰謝料だ。
取っとけ」
「慰謝料とかなおさらいらないですよ!」
別に私は龍志に迷惑をかけられたわけではない。
なのに、慰謝料だとか。
「あー、言い方が悪かった。
俺が七星を幸せにしてやれないから、せめて俺の金に七星を幸せにしてもらう」
「はぁ……?」
「金がすべてとは言わないが、それでも金があれば大抵のことは解決するからな。
これからは俺の金に俺の代わりに七星を守ってもらう。
そういうことだから黙って受け取っとけ」
私の顔を見て龍志がにかっと笑う。
「……はい」
このお金が彼のせめてもの気持ちだとわかり、それ以上はなにも言えなくなった。
「私も龍志が私の元からいなくなるそのときまで、繋がっていたい、……です」
「……ありがとう」
ぎゅっと龍志が私を抱きしめた。
有休を取ったその日は龍志に、銀行だなんだとあちこち連れ回された。
「俺の持ってる株を七星に譲ろうと思う」
「えっ、そんなのいらないですよ!」
窓口に来てさらりと言われ、慌ててしまう。
「慰謝料だ。
取っとけ」
「慰謝料とかなおさらいらないですよ!」
別に私は龍志に迷惑をかけられたわけではない。
なのに、慰謝料だとか。
「あー、言い方が悪かった。
俺が七星を幸せにしてやれないから、せめて俺の金に七星を幸せにしてもらう」
「はぁ……?」
「金がすべてとは言わないが、それでも金があれば大抵のことは解決するからな。
これからは俺の金に俺の代わりに七星を守ってもらう。
そういうことだから黙って受け取っとけ」
私の顔を見て龍志がにかっと笑う。
「……はい」
このお金が彼のせめてもの気持ちだとわかり、それ以上はなにも言えなくなった。