憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
とにかく家から出たくて到底通えない地方の大学を志望した俺と、後継者として箔がつく大学に通わせたい父、このまま内部進学で有名私立大学に進んでほしい母。
父と母の意見はほぼ合致しており、俺の意見は当然、受け入れられなかった。

それもあって両親に反抗するために俺は、夜遅くの街をほっつき歩くようになっていた。
とはいえ俺はやはり悪いことはできないお坊ちゃんで、せいぜい年を誤魔化してゲーセンや映画館でレイトショーを観て時間を潰すくらいしかできなかったが。

それでも何度か、補導された。
そのたびに迎えに来てくれたのは、父でも母でもなく、兄だった。

『龍志。
父さんと義母さんを心配させようなんて無駄だよ。
僕たちはあの人たちにとって、ただの駒でしかないんだから』

兄のいうことはすでに理解していた。
それに俺は心配してほしいんじゃない。
俺の気持ちを聞いてほしかった。
そういうと、兄が困ったように笑う。

『そう思える、龍志は凄いね。
僕は周りの言いなりになるしかできないのに』

俺は凄くない、それに兄貴は優しすぎるのだと反論すると兄貴はまた、困ったように笑ってあの、夢で見た台詞を言った。

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