憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
滅多に弱音を吐かない彼が、私にはこうやって聞かせてくれるのが嬉しい。
それに、実家に戻ればきっと弱音など吐けなくなる。
なら、今は吐けるだけ吐かせてあげたい。
「兄貴、事故だったけど本当は……自殺、だったんじゃないかと思ってる」
「えっ?」
その告白には思わず、彼の顔を見ていた。
けれど龍志はテレビの画面ではなく、その向こうのどこか遠くを見たまま話を続ける。
「兄貴、滅茶苦茶真面目で、真面目すぎてちょっと融通が利かないところがあってさ。
横断歩道があったら絶対、遠回りしてでもそこを渡るんだ」
私だったら車通りが少なくて細い道なら、横断歩道がないところを渡ってしまうかも。
なのに遠回りしてでもとは、かなり真面目な方らしい。
「事故現場行ってみたら、確かに訪問していた会社の真ん前にコンビニがあって。
そこへ行こうとしてというのはわかるが、少し行ったところに横断歩道があるんだ。
しかも、車通りは少ないとはいえ、片側二車線の道路のなにもないところで渡ろうなんて、兄貴らしくない」
「それは……」
それに、実家に戻ればきっと弱音など吐けなくなる。
なら、今は吐けるだけ吐かせてあげたい。
「兄貴、事故だったけど本当は……自殺、だったんじゃないかと思ってる」
「えっ?」
その告白には思わず、彼の顔を見ていた。
けれど龍志はテレビの画面ではなく、その向こうのどこか遠くを見たまま話を続ける。
「兄貴、滅茶苦茶真面目で、真面目すぎてちょっと融通が利かないところがあってさ。
横断歩道があったら絶対、遠回りしてでもそこを渡るんだ」
私だったら車通りが少なくて細い道なら、横断歩道がないところを渡ってしまうかも。
なのに遠回りしてでもとは、かなり真面目な方らしい。
「事故現場行ってみたら、確かに訪問していた会社の真ん前にコンビニがあって。
そこへ行こうとしてというのはわかるが、少し行ったところに横断歩道があるんだ。
しかも、車通りは少ないとはいえ、片側二車線の道路のなにもないところで渡ろうなんて、兄貴らしくない」
「それは……」