憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
片側二車線の道路なら私でも躊躇するし、さらにそれが先に聞いた、龍志のお兄さんの性格からだと違和感がある。
「……俺が兄貴を、追い詰めてたのかな」
ぽつりと呟いた彼は、のしかかる罪の重さで潰れそうに顔を歪ませていた。
「お袋から跡取りは俺だからといびられ、親父もアイツは跡取りの器じゃないと言いながらも兄貴にかなりの仕事を押しつけていたのも知っている。
俺が家を出て、自分が周りの期待に応えてしっかりしなければと思っていたのも」
つらそうに龍志がぽつり、ぽつりと漏らし、まるで私の胸まで裂けて血を流しているかのように激しく痛んだ。
「俺も、兄貴に頼りすぎてたと思う。
ルナの件も兄貴に親父に言ってくれと頼んだ。
きっと兄貴は俺と、親父の板挟みになっていたと思う」
龍志の声は、深い後悔で染まっている。
「せめて俺が家に残って、兄貴を支えていればよかったんだろうか。
でも、俺がいればお袋は、親父は俺と兄貴を比べ、兄貴を迫害していただろう。
そうやって兄貴に迷惑をかけるのが嫌だから家を出たのに、兄貴は……」
とうとう彼は両手で顔を覆い、泣いているかのごとく身体を震わせた。
「……俺が兄貴を、追い詰めてたのかな」
ぽつりと呟いた彼は、のしかかる罪の重さで潰れそうに顔を歪ませていた。
「お袋から跡取りは俺だからといびられ、親父もアイツは跡取りの器じゃないと言いながらも兄貴にかなりの仕事を押しつけていたのも知っている。
俺が家を出て、自分が周りの期待に応えてしっかりしなければと思っていたのも」
つらそうに龍志がぽつり、ぽつりと漏らし、まるで私の胸まで裂けて血を流しているかのように激しく痛んだ。
「俺も、兄貴に頼りすぎてたと思う。
ルナの件も兄貴に親父に言ってくれと頼んだ。
きっと兄貴は俺と、親父の板挟みになっていたと思う」
龍志の声は、深い後悔で染まっている。
「せめて俺が家に残って、兄貴を支えていればよかったんだろうか。
でも、俺がいればお袋は、親父は俺と兄貴を比べ、兄貴を迫害していただろう。
そうやって兄貴に迷惑をかけるのが嫌だから家を出たのに、兄貴は……」
とうとう彼は両手で顔を覆い、泣いているかのごとく身体を震わせた。