憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
レンタルスペースは普通のワンルームといった感じでソファーなどあり、ゆったり過ごせる。

「ありがとう」

「それで宇佐神課長の親が毒親って、どういうことなんですか」

もう待ちきれないといった感じで、すぐに由姫ちゃんは口を挟んできた。

「あー……。
どこまで話していいのかな……」

龍志の許可なく、彼の家の事情を話すのは気が引ける。
しかし、彼女たちに力になってもらうためには話さないわけにはいかない。

「本人がいないところで勝手にプライベートな事情を話すのはあれですよね……」

すぐに由姫ちゃんが察してくれて助かる。
微妙な沈黙の中、どうするのが最善なのか考える。
龍志なら許可なく彼女たちに話しても、仕方ないなと許してくれそうな気がした。
もし、怒られたときは誠心誠意謝る。
ただし、彼女たちには決して口外しないように口止めを忘れずに。
以前のCOCOKAさんならすぐに漏らしそうで不安だが、今の彼女はよくわかっているし、私たちが不利になりそうなことはしないと信じたい。

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