憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「わかってるのに子供ができるようなことをするのはやはり、考えナシです」

「うっ。
す、すみません」

じろりと由姫ちゃんに睨まれ、身を小さく縮めた。

「けどね。
龍志と別れるのがわかっていたから、子供が欲しかった。
龍志が私を愛してくれたって証拠が、欲しかったの」

「先輩……」

「お姉さま……」

由姫ちゃんの目にも、COCOKAさんの目にも涙が浮いている。

「わかりました。
それに宇佐神課長を奪い返すんですよね」

しんみりとなってしまった空気を振り払うようにCOCOKAさんが明るく言う。

「うん、そう。
笹西さんって、龍志の友人で弁護士の人に、いろいろ依頼している」

「わかりました。
なにかできることがあったら言ってください。
なんでもします」

「ありがとう」

そう言ってくれるふたりが、心強かった。

「しっかし、宇佐神課長と七星お姉さまの子供かー。
絶対、可愛いよね……」

想像しているのか、COCOKAさんの顔がうっとりとなる。

「そりゃ、可愛いに決まってる」

由姫ちゃんは確定だとばかりにうんうんと頷いていた。

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