憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「もし。
もしも宇佐神課長を奪い返せなくて七星お姉さまがシングルマザーになっても、私、応援しますから!」

「私も!
仕事もプライベートも全面バックアップします!
だから安心して産んでください!」

ふたりが私の手を掴み、迫ってくる。

「あ、ありがとう……」

その凄い圧にたじたじになりながらも、彼女たちの気持ちが嬉しかった。

「あ、別に宇佐神課長が戻ってこなくてもいいとか思ってないですからね!」

「ですです。
宇佐神課長には絶対、井ノ上先輩のところに帰ってきてもらわねば!」

必死な彼女たちがおかしくて、つい笑っていた。

思いついたことがあり、彼女たちに相談する。

「わかりました。
私がやればいいんですけど、私じゃ期待しているほど騒ぎにならないと思うんですよね。
すみません」

本当に申し訳なさそうにCOCOKAさんが頭を下げる。

「ううん、気持ちだけでも嬉しいよ」

「でも、心当たりのある先輩がいるので、頼めないか聞いてみます」

「よろしくお願いします」

そう言ってくれるだけでも心強い。

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