憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「私も、JTVで仕事したときに仲良くなった子がいるので、聞いてみます。
絶対、あると思うんですよ」
「うん。
頼んだ」
うんうんと由姫ちゃんは頷いている。
こんな人たちに囲まれて、私は幸せ者だ。
週末、笹西さんに再び呼ばれた。
「準備はあらかた調えた。
あとは井ノ上さんのゴーサインを待つだけだよ」
兄と私の顔を見て、彼が頷く。
「じゃあ……」
すぐにでも始めてくれと言おうとしたけれど。
「きっとこれから、かなりの困難が待ち受けてる。
罵倒、恫喝、殴られてその身に危険が及ぶかもしれない。
それでも、本当にやる?」
私を凝視する笹西さんは、案じているようでもあり、気持ちを試しているようでもあった。
覚悟はもう、決まっている。
しかし、身に危険が及ぶ可能性を聞くと躊躇った。
そっとまだ脹らんでいない下腹部に触れる。
もし、それでこの子になにかあったら?
私が殴られるくらいなら耐えられる。
しかしこの子を失ったら立ち直れない。
お腹を撫でながら、どうするのがいいのかひたすら考えた。
このまま龍志を諦めたほうがいいのだろうか。
兄も、COCOKAさんも由姫ちゃんも力になると言ってくれたから、ひとりでもこの子を育てられるはず。
絶対、あると思うんですよ」
「うん。
頼んだ」
うんうんと由姫ちゃんは頷いている。
こんな人たちに囲まれて、私は幸せ者だ。
週末、笹西さんに再び呼ばれた。
「準備はあらかた調えた。
あとは井ノ上さんのゴーサインを待つだけだよ」
兄と私の顔を見て、彼が頷く。
「じゃあ……」
すぐにでも始めてくれと言おうとしたけれど。
「きっとこれから、かなりの困難が待ち受けてる。
罵倒、恫喝、殴られてその身に危険が及ぶかもしれない。
それでも、本当にやる?」
私を凝視する笹西さんは、案じているようでもあり、気持ちを試しているようでもあった。
覚悟はもう、決まっている。
しかし、身に危険が及ぶ可能性を聞くと躊躇った。
そっとまだ脹らんでいない下腹部に触れる。
もし、それでこの子になにかあったら?
私が殴られるくらいなら耐えられる。
しかしこの子を失ったら立ち直れない。
お腹を撫でながら、どうするのがいいのかひたすら考えた。
このまま龍志を諦めたほうがいいのだろうか。
兄も、COCOKAさんも由姫ちゃんも力になると言ってくれたから、ひとりでもこの子を育てられるはず。