憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
最終章 憧れの上司は素敵なパパになりました
あれから笹西さんが龍志に連絡を入れ、二週間後に会えることになった。
ただし、龍志の母親と宇佐神家の顧問弁護士も同席だそうだ。
さらに指定された日が平日で笑ってしまう。
こちらは会社員だというのに、配慮はしてもらえないらしい。
当日は兄も会社を休み、同席してくれた。
「ごめんね、お兄ちゃん。
ありがとう」
龍志の家に向かう車の中、兄にお詫びとお礼を言う。
「いいって。
兄ちゃんがナナを、全力で守ってやるからな」
そう言ってくれる兄が、酷く心強くて不安が少しだけ晴れた。
途中で笹西弁護士を拾い、龍志の家へ行く。
「でっかい家……」
彼の実家は今住んでいるマンションどころか、龍志が買ってくれたレジデンスの敷地よりも広いんじゃないかと思う。
「まあ、龍志の父親の年収は二百億近いからね」
「二百億……」
笹西さんが説明してくれたが、桁が大きすぎてまったくどれくらいなのかわからなかった。
家屋は建て替えたのか、モダンな和建築だった。
部屋に通されたものの、いつまで経っても先方は出てこない。
「時間、間違えたとか?」
兄は何度も、腕時計を確認している。
ただし、龍志の母親と宇佐神家の顧問弁護士も同席だそうだ。
さらに指定された日が平日で笑ってしまう。
こちらは会社員だというのに、配慮はしてもらえないらしい。
当日は兄も会社を休み、同席してくれた。
「ごめんね、お兄ちゃん。
ありがとう」
龍志の家に向かう車の中、兄にお詫びとお礼を言う。
「いいって。
兄ちゃんがナナを、全力で守ってやるからな」
そう言ってくれる兄が、酷く心強くて不安が少しだけ晴れた。
途中で笹西弁護士を拾い、龍志の家へ行く。
「でっかい家……」
彼の実家は今住んでいるマンションどころか、龍志が買ってくれたレジデンスの敷地よりも広いんじゃないかと思う。
「まあ、龍志の父親の年収は二百億近いからね」
「二百億……」
笹西さんが説明してくれたが、桁が大きすぎてまったくどれくらいなのかわからなかった。
家屋は建て替えたのか、モダンな和建築だった。
部屋に通されたものの、いつまで経っても先方は出てこない。
「時間、間違えたとか?」
兄は何度も、腕時計を確認している。