憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「一介の会社員ふぜいが、私と交渉なんてしていいと思っているの?
あなたたちは黙って、私の言うことを聞いていればいいのよ」
母親は自分は選ばれた特別な人間だとでも思っているのだろうか。
確かにセレブではあるのだろうが、阿呆くさい。
「いいもなにもその権利はありますが?
それに私はあなたと交渉に来たのではなく、龍志と交渉に来たのですが?
龍志を出してください。
彼の気持ちを聞くまでは帰りません」
じっと母親を睨みつける。
「この……!」
すぐに母親の手が上がったが、目を逸らさずに睨み続けた。
きっとこうやってわけのわからない理屈で、しかも怒鳴ったり手を上げたりしてお兄さんの奥さんをいびってきたのだろう。
こんなことをされ続けたら誰だって心が折れる。
手が振り下ろされてもよけたりせず、母親を睨み上げる。
視界の隅で兄が腰を浮かすのが見えた。
そのときを覚悟していたが、彼女の手は私の頬には当たらない。
「待たせて申し訳ない」
掴んでいた母親の手を離し、部屋に入ってきたその人は彼女の隣に腰を下ろした。
あなたたちは黙って、私の言うことを聞いていればいいのよ」
母親は自分は選ばれた特別な人間だとでも思っているのだろうか。
確かにセレブではあるのだろうが、阿呆くさい。
「いいもなにもその権利はありますが?
それに私はあなたと交渉に来たのではなく、龍志と交渉に来たのですが?
龍志を出してください。
彼の気持ちを聞くまでは帰りません」
じっと母親を睨みつける。
「この……!」
すぐに母親の手が上がったが、目を逸らさずに睨み続けた。
きっとこうやってわけのわからない理屈で、しかも怒鳴ったり手を上げたりしてお兄さんの奥さんをいびってきたのだろう。
こんなことをされ続けたら誰だって心が折れる。
手が振り下ろされてもよけたりせず、母親を睨み上げる。
視界の隅で兄が腰を浮かすのが見えた。
そのときを覚悟していたが、彼女の手は私の頬には当たらない。
「待たせて申し訳ない」
掴んでいた母親の手を離し、部屋に入ってきたその人は彼女の隣に腰を下ろした。