憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
私がきっぱりと言い切った途端、母親は笛吹きケトルのような声を勢いよく上げた。
「黙って聞いていれば好き勝って!
そんなこと、許されると思ってるのっ!?」
「思ってますが?」
彼女は興奮しきっているが、私は至って冷静に対応する。
はっきりいって母親が怒り狂えば狂うほど、私の頭は冷めていっていた。
彼女は怒鳴って脅して言うことを聞かせるしかできない、小者にすぎない。
どうしてこんな母親に龍志が逆らえないのか不思議だった。
もしかしたら小さい頃からの刷り込みなのかもしれない。
ずっと彼女の暴力に晒され続け、勝てないと思い込んでいる節がある。
そっと笹西さんに目配せすると彼は頷いた。
「申し遅れておりましたが私、宇佐神満智様の依頼も受けてきております」
眼鏡の向こうで龍志の目が大きく見張られる。
それはそうだろう、これは彼も知らないことだ。
笹西さんはツテを頼りまくって秘密裏に、龍志のお兄さんの奥さん――満智さんに接触した。
龍志は満智さんと結婚すると言っているが、彼女の気持ちを確かめたい。
そんな、私の依頼を聞いて、やってくれた。
「黙って聞いていれば好き勝って!
そんなこと、許されると思ってるのっ!?」
「思ってますが?」
彼女は興奮しきっているが、私は至って冷静に対応する。
はっきりいって母親が怒り狂えば狂うほど、私の頭は冷めていっていた。
彼女は怒鳴って脅して言うことを聞かせるしかできない、小者にすぎない。
どうしてこんな母親に龍志が逆らえないのか不思議だった。
もしかしたら小さい頃からの刷り込みなのかもしれない。
ずっと彼女の暴力に晒され続け、勝てないと思い込んでいる節がある。
そっと笹西さんに目配せすると彼は頷いた。
「申し遅れておりましたが私、宇佐神満智様の依頼も受けてきております」
眼鏡の向こうで龍志の目が大きく見張られる。
それはそうだろう、これは彼も知らないことだ。
笹西さんはツテを頼りまくって秘密裏に、龍志のお兄さんの奥さん――満智さんに接触した。
龍志は満智さんと結婚すると言っているが、彼女の気持ちを確かめたい。
そんな、私の依頼を聞いて、やってくれた。