憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
感情を高ぶらせたほうが負けだ、ここは冷静でいなければ。
「満智さん側はあなたを、傷害の罪で訴えるおつもりです」
証拠の写真とともに書類を笹西さんが母親の前に置く。
それを龍志は驚いた顔で凝視していた。
彼としてはこんなものがどこにあったのかと信じられない気持ちだろう。
たぶん、お兄さんは龍志に迷惑はかけられないと話していなかったのではないだろうか。
「こ、こんなの、私がやったという証拠はないでしょ!
そうよ、あの男自身がやったのを、私になすりつけようとしているのだわ!」
すぐに母親の声が上がる。
義理とはいえ育てた息子を〝あの男〟などと呼ぶ彼女に、虫唾が走った。
「調べればすぐにわかることです。
それにこの話、明日、ある大物配信者に暴露してもらう予定です。
もちろん、満智さんからは許可を取ってあります」
私の話を聞き、みるみる母親の顔色が変わっていく。
「岡園!
すぐに差し止めて!」
「はい、奥様」
命じられて岡園さんは携帯を操作しているが、その携帯はまだガラケーだった。
「買収とか恫喝とか無駄ですよ。
そういうのぜーんぶ、ネタになるだけですから」
「満智さん側はあなたを、傷害の罪で訴えるおつもりです」
証拠の写真とともに書類を笹西さんが母親の前に置く。
それを龍志は驚いた顔で凝視していた。
彼としてはこんなものがどこにあったのかと信じられない気持ちだろう。
たぶん、お兄さんは龍志に迷惑はかけられないと話していなかったのではないだろうか。
「こ、こんなの、私がやったという証拠はないでしょ!
そうよ、あの男自身がやったのを、私になすりつけようとしているのだわ!」
すぐに母親の声が上がる。
義理とはいえ育てた息子を〝あの男〟などと呼ぶ彼女に、虫唾が走った。
「調べればすぐにわかることです。
それにこの話、明日、ある大物配信者に暴露してもらう予定です。
もちろん、満智さんからは許可を取ってあります」
私の話を聞き、みるみる母親の顔色が変わっていく。
「岡園!
すぐに差し止めて!」
「はい、奥様」
命じられて岡園さんは携帯を操作しているが、その携帯はまだガラケーだった。
「買収とか恫喝とか無駄ですよ。
そういうのぜーんぶ、ネタになるだけですから」