憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
COCOKAさんに配信とか見ない人でも知っているようなインフルエンサーに依頼できないかとお願いした。
彼女は自分がやっていもいいと言いつつ先輩配信者を紹介してくれ、すでに打ち合わせ済みだ。
宇佐神家に鉄槌が下せるとあって満智さんのご両親は快く快諾どころか、お父さんはゲスト出演までしてくれるという。
「世間は大騒ぎになるでしょうね。
それに親権で争っても、虐待の事実のあるあなたには分が悪いでしょうし」
「くっ」
悔しそうに俯いて、母親はとうとう黙ってしまった。
「こりゃ、母さんの負けだな」
唐突に大爆笑している声が聞こえてきて、全員がぎょっとしてそちらを見る。
そこでは龍志が大笑いしていた。
「でもな」
笑いすぎて出た涙を、眼鏡を上げて人差し指の背で拭い、龍志が居住まいを正す。
「親父は、そうはいかない。
騒ぎの元になったお袋なんて切り捨てて終わりだし、そんな配信、ひと言でやめさせられる。
俺が親父の後を継ぐのは親父の中では決定事項で、絶対に覆らない」
まるで完全に諦めたかのように龍志は話していて、悲しくなる。
彼女は自分がやっていもいいと言いつつ先輩配信者を紹介してくれ、すでに打ち合わせ済みだ。
宇佐神家に鉄槌が下せるとあって満智さんのご両親は快く快諾どころか、お父さんはゲスト出演までしてくれるという。
「世間は大騒ぎになるでしょうね。
それに親権で争っても、虐待の事実のあるあなたには分が悪いでしょうし」
「くっ」
悔しそうに俯いて、母親はとうとう黙ってしまった。
「こりゃ、母さんの負けだな」
唐突に大爆笑している声が聞こえてきて、全員がぎょっとしてそちらを見る。
そこでは龍志が大笑いしていた。
「でもな」
笑いすぎて出た涙を、眼鏡を上げて人差し指の背で拭い、龍志が居住まいを正す。
「親父は、そうはいかない。
騒ぎの元になったお袋なんて切り捨てて終わりだし、そんな配信、ひと言でやめさせられる。
俺が親父の後を継ぐのは親父の中では決定事項で、絶対に覆らない」
まるで完全に諦めたかのように龍志は話していて、悲しくなる。