憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「世襲にこだわり、ワンマンで自分についてきていればいいと昭和な考えで人々を従わせようとする人の考えなんてわからないですし、わかりたくもないです」
私が気に入らないのか、父親からの返事はない。
「そろそろ、引退されてはどうですか。
後は龍志さん以外の、優秀な若い方に譲って。
そのほうがみんな、幸せになれます」
一度、言葉を切って気持ちを落ち着けるように小さく深呼吸し、再び口を開いた。
「あなたなんかに龍志は絶対に渡さない」
龍志に、これで終わりだと小さく頷く。
彼が携帯を手に取った途端、向こうから音割れするほどの大きな笑い声が響いてきた。
『ここまで私に意見する人間は初めてだ』
龍志も、母親も、岡園さんまで携帯を信じられないといった感じで見つめているが、そんなに父親が笑うのが珍しいのだろうか。
『しかし、残念ながら私は私のやり方を変えるつもりはない。
パワハラで訴える?
よろしい、受けて立とう』
交渉は失敗したのかと、気持ちはずん!と重くなったものの。
『ああ。
自分からは刃向かえず、女に庇ってもらうような人間は宇佐神家にはいらん。
どこへでもいってしまえ』
私が気に入らないのか、父親からの返事はない。
「そろそろ、引退されてはどうですか。
後は龍志さん以外の、優秀な若い方に譲って。
そのほうがみんな、幸せになれます」
一度、言葉を切って気持ちを落ち着けるように小さく深呼吸し、再び口を開いた。
「あなたなんかに龍志は絶対に渡さない」
龍志に、これで終わりだと小さく頷く。
彼が携帯を手に取った途端、向こうから音割れするほどの大きな笑い声が響いてきた。
『ここまで私に意見する人間は初めてだ』
龍志も、母親も、岡園さんまで携帯を信じられないといった感じで見つめているが、そんなに父親が笑うのが珍しいのだろうか。
『しかし、残念ながら私は私のやり方を変えるつもりはない。
パワハラで訴える?
よろしい、受けて立とう』
交渉は失敗したのかと、気持ちはずん!と重くなったものの。
『ああ。
自分からは刃向かえず、女に庇ってもらうような人間は宇佐神家にはいらん。
どこへでもいってしまえ』