憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
そっと龍志の腕が私を包み込む。
「龍志。
……龍志ー」
彼に縋り、わんわんと声を上げて子供のように泣いた。
泣いて、泣いて、泣きつかれた私の涙を拭い、頭がぼーっとなっている私を彼は、膝枕してくれた。
「まさか、義姉さんたちまで救ってくれるとは思わなかった」
ゆっくりと私の髪を撫でる、彼の手が心地いい。
「だって、私たちだけ幸せになって、義姉さんたちは不幸になるとかおかしいじゃないですか」
きっとただ迎えにいって義姉さんたちを見捨てるようなことになれば、龍志は納得しないだろうとわかっていた。
それに、私だって彼女たちの犠牲の下にこの幸せはあるのだといつまでも自分を責め続けるだろう。
だから、どうやったら彼女たちも救えるのか必死で考えた。
「お兄さん。
きっと自殺じゃないですよ。
あんな証拠を残すようなガッツのある人です、きっとなにか事情があったんですよ」
そっと手を伸ばし、彼の頬に触れる。
「そうだな」
龍志は泣き出しそうに笑ったけれど、それはどこか嬉しそうだった。
5.
喉が渇いただろうと龍志がお茶を淹れてくれる。
「なー、このルイボスティーでいいのかー?」
「龍志。
……龍志ー」
彼に縋り、わんわんと声を上げて子供のように泣いた。
泣いて、泣いて、泣きつかれた私の涙を拭い、頭がぼーっとなっている私を彼は、膝枕してくれた。
「まさか、義姉さんたちまで救ってくれるとは思わなかった」
ゆっくりと私の髪を撫でる、彼の手が心地いい。
「だって、私たちだけ幸せになって、義姉さんたちは不幸になるとかおかしいじゃないですか」
きっとただ迎えにいって義姉さんたちを見捨てるようなことになれば、龍志は納得しないだろうとわかっていた。
それに、私だって彼女たちの犠牲の下にこの幸せはあるのだといつまでも自分を責め続けるだろう。
だから、どうやったら彼女たちも救えるのか必死で考えた。
「お兄さん。
きっと自殺じゃないですよ。
あんな証拠を残すようなガッツのある人です、きっとなにか事情があったんですよ」
そっと手を伸ばし、彼の頬に触れる。
「そうだな」
龍志は泣き出しそうに笑ったけれど、それはどこか嬉しそうだった。
5.
喉が渇いただろうと龍志がお茶を淹れてくれる。
「なー、このルイボスティーでいいのかー?」