憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
彼を取り戻してきたのは夢ではなかったのだと、ほっとする。
「おはよう」
「おはようございます」
彼の手を借りて、起き上がる。
私が身支度をしているあいだに彼は朝食を作ってくれた。
「いただきます」
おにぎりと具だくさんのお味噌汁。
彼の定番だ。
「夢に兄貴が出てきた」
食事をしながらさりげなく言われ、その顔を見ていた。
まだ、自分のせいで兄が死んだと後悔しているのだろうか。
「昔、兄貴に俺がうらやましいって言われてさ。
それでなんか返したら兄貴が凄い嬉しそうに笑って。
でも、自分がなんて言ったのか全然思い出せなくて」
ずっと彼が、味噌汁を啜る。
「兄貴は俺の自慢の兄貴なんだから、もっと自信持て。
兄貴がピンチのときは俺が絶対、助けてやる」
お椀を置いた彼が、さらに続ける。
「それで兄貴が笑ったんだった」
思い出しているのか、彼は遠い目をした。
「夢の中で兄貴に、約束守れなくてごめんって謝ったら反対に、『僕は最後まで龍志の自慢の兄だったか』って聞かれた。
そうだって答えたら、ありがとうってあの日みたいに嬉しそうに笑ってた」
「おはよう」
「おはようございます」
彼の手を借りて、起き上がる。
私が身支度をしているあいだに彼は朝食を作ってくれた。
「いただきます」
おにぎりと具だくさんのお味噌汁。
彼の定番だ。
「夢に兄貴が出てきた」
食事をしながらさりげなく言われ、その顔を見ていた。
まだ、自分のせいで兄が死んだと後悔しているのだろうか。
「昔、兄貴に俺がうらやましいって言われてさ。
それでなんか返したら兄貴が凄い嬉しそうに笑って。
でも、自分がなんて言ったのか全然思い出せなくて」
ずっと彼が、味噌汁を啜る。
「兄貴は俺の自慢の兄貴なんだから、もっと自信持て。
兄貴がピンチのときは俺が絶対、助けてやる」
お椀を置いた彼が、さらに続ける。
「それで兄貴が笑ったんだった」
思い出しているのか、彼は遠い目をした。
「夢の中で兄貴に、約束守れなくてごめんって謝ったら反対に、『僕は最後まで龍志の自慢の兄だったか』って聞かれた。
そうだって答えたら、ありがとうってあの日みたいに嬉しそうに笑ってた」