憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
嬉しそうに彼が、小さくふふっと笑う。
「七星の言うとおり、兄貴は俺を恨んでなんかなかったんだな」
目を細めた彼は晴れ晴れとしていて、なぜか泣きそうになった。
その後、由姫ちゃんとCOCOKAさんに龍志を取り返してきたと報告したし、龍志も彼女たちに直接会ってお礼を言った。
おかげでというか、会社の私たちの幸せを見守る会の人たちに龍志が帰ってきたことと私の妊娠がわかって大騒ぎになった。
今度はきちんと婚姻届を提出し、両親にも報告した。
ただ、龍志の両親とは絶縁状態だと説明すると兄からすでに聞いていたみたいで、いろいろ察してくれてありがたかった。
それから、四年が経ち――。
「こら、美春!
走ったら危ないだろ!」
公園に着いた途端、手を振りほどいて走り出した小さな女の子を龍志が慌てて追う。
「パパ、早くー!」
女の子――娘の美春が手招きをする。
それを微笑ましく思いながら、その後ろを私は大きなお腹を抱えてゆっくりとついていった。
「パパ、こっち!」
「おう!」
娘に呼ばれ、すぐに龍志がそちらへ行く。
「七星の言うとおり、兄貴は俺を恨んでなんかなかったんだな」
目を細めた彼は晴れ晴れとしていて、なぜか泣きそうになった。
その後、由姫ちゃんとCOCOKAさんに龍志を取り返してきたと報告したし、龍志も彼女たちに直接会ってお礼を言った。
おかげでというか、会社の私たちの幸せを見守る会の人たちに龍志が帰ってきたことと私の妊娠がわかって大騒ぎになった。
今度はきちんと婚姻届を提出し、両親にも報告した。
ただ、龍志の両親とは絶縁状態だと説明すると兄からすでに聞いていたみたいで、いろいろ察してくれてありがたかった。
それから、四年が経ち――。
「こら、美春!
走ったら危ないだろ!」
公園に着いた途端、手を振りほどいて走り出した小さな女の子を龍志が慌てて追う。
「パパ、早くー!」
女の子――娘の美春が手招きをする。
それを微笑ましく思いながら、その後ろを私は大きなお腹を抱えてゆっくりとついていった。
「パパ、こっち!」
「おう!」
娘に呼ばれ、すぐに龍志がそちらへ行く。