憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
言っておくが、抱くなら責任の取れないことなどせずにきちんと避妊はするが、それでも完全には避けられない。
もしできたときは相手の気持ちを尊重し、十分な償いをする。
結婚してもかまわないし、子供はちゃんと愛する。
それくらいの覚悟はもちろんあるが、それでも〝俺の子供〟という理由で争いの火種になるのだ。
なので求められたところで得意のマッサージで沈め、避けてきた。
なのに七星は可愛くて可愛くて仕方がない。
迫られて怯えた表情を見せるたびに、もっと苛めて泣かせたくなる。
こんな感情は初めてだった。
ようやく帰ってきて部屋でひとりになり、気が抜けて玄関のドアに寄りかかってずるずるとその場に座り込んだ。
七星を不安にさせてはいけない。
俺がしっかりしなければ。
ずっとそう、気を張っていた。
俺だって警察に誤解されて殺人未遂犯にされそうだなんて、動揺した。
が、俺が狼狽えてはさらに七星が不安になるだけだ。
なので無理にでも、平気な顔をしていた。
「無事でよかった……」
俺も、七星も。
もしできたときは相手の気持ちを尊重し、十分な償いをする。
結婚してもかまわないし、子供はちゃんと愛する。
それくらいの覚悟はもちろんあるが、それでも〝俺の子供〟という理由で争いの火種になるのだ。
なので求められたところで得意のマッサージで沈め、避けてきた。
なのに七星は可愛くて可愛くて仕方がない。
迫られて怯えた表情を見せるたびに、もっと苛めて泣かせたくなる。
こんな感情は初めてだった。
ようやく帰ってきて部屋でひとりになり、気が抜けて玄関のドアに寄りかかってずるずるとその場に座り込んだ。
七星を不安にさせてはいけない。
俺がしっかりしなければ。
ずっとそう、気を張っていた。
俺だって警察に誤解されて殺人未遂犯にされそうだなんて、動揺した。
が、俺が狼狽えてはさらに七星が不安になるだけだ。
なので無理にでも、平気な顔をしていた。
「無事でよかった……」
俺も、七星も。