あきれるくらいそばにいて
そして、その日の夜。
わたしは未来の自宅のソファーで未来に寄りかかり、未来に肩を抱いてもらっていた。
「明日から、入院かぁ、、、」
「そうだな。入院期間って、俺お見舞いに行っていいのかなぁ?」
「ううん、ダメみたい。面会は両親か兄弟のみって書かれてた。」
「そっかぁ、、、じゃあ、10日間も葉月に会えないのかぁ、、、。」
わたしは未来に寄りかかったまま、未来の腰に腕を回し抱きついた。
未来はそれに応えるようにわたしを抱きしめてくれた。
「わたし、、、頑張ってくるね。」
「うん、、、」
「だから、10日間分、抱きしめて?」
「うん。それは全然構わないけど、、、抱きしめるだけでいいの?」
「えっ?」
わたしがそう言って顔を上げると、未来は優しく微笑み、わたしの額にキスをした。
「10日間分のキスは、必要ないですか?」
未来がそう言うので、わたしは照れ笑いを浮かべた。
そして、「キスは、おでこ限定ですか?」と訊いてみた。
「どこでも可能ですよ?」
「、、、じゃあ、口でもいいの?」
「当たり前じゃん。」
そう言って、未来はわたしの頬に手を触れ、わたしの唇に唇を重ねてきた。
最初は短く優しく。
次第に深く長いキスに変わり、わたしたちは10日間分のキスを交わしたのだった。