同期の姫は、あなどれない
◇◇◇◇
「あーお腹空いたぁ。先輩は何にします?」
週明けの月曜日、オフィスビルの6階にあるカフェテリア。
今日はこれからお昼に行こうかというタイミングで顧客先からの問い合わせがあり、いつもより時間が遅くなってしまったけれど、カフェテリアのランチタイムにはギリギリ間に合った。
私は、カウンター前にある手書きのメニューボードを見ながら、今日の気分に合うものを探す。
「うーん、今日のおすすめパスタにしようかな。キノコとベーコンの和風パスタだって」
「いいですね!私もそれにしようっと」
私たちはカウンターで注文し、出てきた料理を受け取ってトレイにのせたあと、ドリンクバーでそれぞれ飲み物を選んだ。
「あそこの席にしよっか」
ピークの時間帯がずれているせいか、いつもなら一番に埋まる窓際の席が空いている。私たちはその席を選び、向かい合わせに座った。
まずは冷たいウーロン茶を一口飲んで、ほっと一息つく。
あぁ、もうお腹ぺこぺこだ。
「せんぱーい、フォークとスプーンを持つ手、逆じゃないですか?」
「えっ?……あ、本当だ」
「どうしたんですか?何か今日ちょっと変じゃないです?」
正面に座る倫花ちゃんからの指摘に、パスタを食べる手が止まる。
「え、変?そうかな?」
「そうですよー。仕事をしている時はあまり分かんなかったですけど、いつもより元気がないっていうか、ふとした時にぼんやりしてるっていうか。何かあったんですか?」
確かにどこか気分が晴れないと感じているのは本当だった。
おそらく、週末の賢吾との噛み合わない会話が原因だろう。
「あーお腹空いたぁ。先輩は何にします?」
週明けの月曜日、オフィスビルの6階にあるカフェテリア。
今日はこれからお昼に行こうかというタイミングで顧客先からの問い合わせがあり、いつもより時間が遅くなってしまったけれど、カフェテリアのランチタイムにはギリギリ間に合った。
私は、カウンター前にある手書きのメニューボードを見ながら、今日の気分に合うものを探す。
「うーん、今日のおすすめパスタにしようかな。キノコとベーコンの和風パスタだって」
「いいですね!私もそれにしようっと」
私たちはカウンターで注文し、出てきた料理を受け取ってトレイにのせたあと、ドリンクバーでそれぞれ飲み物を選んだ。
「あそこの席にしよっか」
ピークの時間帯がずれているせいか、いつもなら一番に埋まる窓際の席が空いている。私たちはその席を選び、向かい合わせに座った。
まずは冷たいウーロン茶を一口飲んで、ほっと一息つく。
あぁ、もうお腹ぺこぺこだ。
「せんぱーい、フォークとスプーンを持つ手、逆じゃないですか?」
「えっ?……あ、本当だ」
「どうしたんですか?何か今日ちょっと変じゃないです?」
正面に座る倫花ちゃんからの指摘に、パスタを食べる手が止まる。
「え、変?そうかな?」
「そうですよー。仕事をしている時はあまり分かんなかったですけど、いつもより元気がないっていうか、ふとした時にぼんやりしてるっていうか。何かあったんですか?」
確かにどこか気分が晴れないと感じているのは本当だった。
おそらく、週末の賢吾との噛み合わない会話が原因だろう。