柊くんはダメ男。
駅から目的地のホームセンターまで歩いていると、見慣れた後ろ姿の人が前を歩いていることに気が付いた。
その人は、ミルクティー色の髪の毛をしたスラっと高身長の男子。
制服を着ていなくても一目でわかってしまうんだから流石だ。
「柊くん……!」
声をかけようか迷うこともなく気がつけば口から出ていた。
「あれ、椿?…こんな時間に何してるの?」
タートルネックのニットにスラックス、トレンチコートと大人っぽい恰好をした柊くん。
「猫たちの餌を買いに来たの。柊くんは?」
「俺?俺は…まあ、ちょっと用事かな。」
「そう?」
「俺もついてっていい?買い物。」
「いいけど……。」


