取引婚をした彼女は執着神主の穢れなき溺愛を知る
「せっかく警察沙汰を避けてあげたのですから、犯人捜しなどせず大人しくしていれば良かったのですよ」
 意味がわからず、優維はもがく。
「あんな男、すぐに忘れさせてあげます」
 首筋にキスをされ、優維は悲鳴をあげた。

「離して!」
 背筋に寒気が走る。千景のときとはまったく違う。恐怖とおぞけしかない。

「男が服を送るなど、脱がせる以外に目的などないというのに、純粋でかわいい方です」
 聖七はもがく優維のワンピースを器用に脱がせる。

「私に汚されて、それでも淫らに悦ぶさまを見たい。そのときのあなたはどれほどかわいいことか」
「やめて!」

「なんてかわいい鳴き声」
 聖七は優維の両手を自身の両手でソファに押し付け、下着から覗いた胸元にキスを落とす。きゅ、と軽い痛みが走った。

「これを見たらあいつがどれほど怒るか……見せ付けてやりたい」
「なんでこんなことするの!」
「好きだからですよ。あなたを愛しています」
 熱を帯びた瞳で彼は言う。

「一年前、巫女舞を舞うあなたを見かけ、美しさに心を打たれました。女なんて適当に遊んで捨てるのが当たり前だったが、あなただけはそうしたくなかった」
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