取引婚をした彼女は執着神主の穢れなき溺愛を知る
「うん、大丈夫」
「無理してる」
 彼が体を引こうとするから、優維は手を彼の背に回して止めた。

「無理じゃない」
 優維は必死に笑顔を作った。

「優維……」
 千景は愛おし気に彼女の頬を撫でた。

「わかった。必ず気持ちよくする」
 千景は再びキスを落としてから、ゆっくり動いた。

 そのたびに痛みが走るが、やがて入れ替わるように快感が訪れる。
 苦痛で漏れていた声が、媚びるような喘ぎに変わるのが自分でもわかった。

「千景くん……」
 もっと、あなたが欲しい。
 ねだるような自分の声が恥ずかしくなるが、彼はその秘された欲望に応えるように動く。

「やっと本当に手に入れた。もう離さない」
 彼の動きが早く激しくなり、優維はたまらず声を上げる。

 快感はうねり、やがて大きなハレーションとなって優維の中で真っ白に爆ぜた。
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