取引婚をした彼女は執着神主の穢れなき溺愛を知る
「優維、愛してる」
 嬉しくて、優維はじっと彼を見つめる。
「ずっと君が欲しかった。君以外、なにもいらない」
「千景くん」
 熱のこもる言葉に、優維はただ名を呼んだ。

 千景の唇がするすると肌を撫でながら胸元へと降り、ナイトブラをはぎとってその先端へと到達する。
 思わず声を上げる優維に構わず、彼は舌で、指先で彼女を愛でる。

 やがてその手は優維の服を脱がせて彼女のすべてを愛し始める。
 優維は恥ずかしさと快感に、シーツを掴んだ。

「かわいいよ、優維」
 千景の唇が、舌が彼女を撫で、そのたびに優維は甘美に震えた。

「初めては痛いと聞くけど……無理なら辞めるから」
「大丈夫」
 優維が答えると、千景は優維に優しくキスをして、ゆっくりとひとつになった。
 痛みが全身に走り、優維はのけぞった。
 想像以上の痛みだった。とりつくろうこともできない痛みの声が漏れる。

「優維……大丈夫?」
 心配そうに、千景が尋ねる。
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