すべての愛を君だけに。

昨日…あの後なんの話をしたの…?


歩ちゃんは?
今どこにいるの?


わたし達は…これからどうなるの?


お父さんの顔を見る…長い時間泣いていたのか目は腫れてて、クマもすごい。


マグカップを3つ運んできたお母さんも同様に…。
ううん…お父さん以上に酷い顔をしていた。


誰も口を開かず、しばらくの間沈黙だけが流れる。


その沈黙を破ったのはお父さんだった。






「歩のこと、好きなんだな」






わたしと目を合わせお父さんが聞く。


そんなこと聞かれると思っていなかったからびっくりしたけど、これに関しては迷いは無い。






「うん…」


「叔父として、だよな?」


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