すべての愛を君だけに。

最後の最後まで…なーちゃんには助けられちゃった。


出国の日を教えてと言われていたからメールで伝えた時は、てっきりなーちゃんが来てくれるのかと思ってた。


まさか歩ちゃんが来てくれるなんて…。






「歩ちゃん」


「ん?」


「…会いたかった」


「俺も、会いたかった」






歩ちゃんが同じ気持ちでいてくれたことが嬉しい。


なーちゃんに今日のことを伝えられても、来ない選択があった中で…今目の前にいてくれる事がほんとに幸せ。


歩ちゃんの胸に顔を埋める。


やっぱり好き。
わたしは歩ちゃんが大好き。


それはこの先、何があっても変わらない。


ずっとずっと人に言えない片想いをしていた間を思えば、こんなの当たり前だ。


< 385 / 393 >

この作品をシェア

pagetop