すべての愛を君だけに。
最後の最後まで…なーちゃんには助けられちゃった。
出国の日を教えてと言われていたからメールで伝えた時は、てっきりなーちゃんが来てくれるのかと思ってた。
まさか歩ちゃんが来てくれるなんて…。
「歩ちゃん」
「ん?」
「…会いたかった」
「俺も、会いたかった」
歩ちゃんが同じ気持ちでいてくれたことが嬉しい。
なーちゃんに今日のことを伝えられても、来ない選択があった中で…今目の前にいてくれる事がほんとに幸せ。
歩ちゃんの胸に顔を埋める。
やっぱり好き。
わたしは歩ちゃんが大好き。
それはこの先、何があっても変わらない。
ずっとずっと人に言えない片想いをしていた間を思えば、こんなの当たり前だ。