迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
 橙吾さんがハイパーレスキューであり続けるためには、私と別れるしかないのだ。

 たとえ橙吾さんが私との将来を描いていて、そのためなら仕事を犠牲にするのもいとわないとしても、私が原因で消防士を辞めたら、一生負い目にさらされて幸せな日々を送ることはできない。

 親の決めた相手と結婚という部分が本当であるならば、どうあがいても、私たちが肩を並べて過ごす未来はないのではないか。

 諦めの気持ちで心が埋め尽くされて、どうやって部屋まで帰ったのか記憶になかった。

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