迎えにきた強面消防士は双子とママに溺愛がダダ漏れです
「幸せ」

「俺もだよ。いつもありがとう」

 春の日差しのようなまるみのある声だ。顔を上げると、橙吾さんは目を細めて触れるだけの優しいキスをした。

「もっとしてほしい」

 橙吾さんと付き合って自分が甘えん坊だと初めて知った。必ず受け止めてくれるという信頼があるから、安心して全部を預けられるんだよね。

「俺はキスだけじゃ足りない。後悔するくらい愛してやる」

 嬉しくてつい、ふふふっと笑ってしまう。

「余裕があるのも今のうちだ。覚悟しておけ」

 強引に私の唇を塞ぎ、吐息までも奪おうとする橙吾さんへの愛おしさがとめどなく溢れる。私たちは何度も求め合いながら互いの愛情を注ぎあった。

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