幽霊姫は止まれない!
 姉はまだ一言も、ノルベルト公爵がセッティングした見合いが続行中だとは言っていないからだ。いや、それどころか普通ならば、続行中だとは思わないはず。理由は簡単、相性というのは話してみなくてはわからないからだ。

 見合いの意味もある相手とならば、普通は暫く話してみて、後日紹介者に返事を託すもの。
 今回であれば、暫く一緒に過ごし、そして平等に時間と会話をしてから、後日ノルベルト公爵へ自分の考えを伝えるべきだ。

 少し話して、違うと思ったからブランカだけが退席した可能性もあるが、相手は公爵である叔父の紹介。王族とはいえ、流石に失礼なことはできないため、無理してでも最後までその場にいることがマナーである。そう、運命の鐘が鳴るほどでもない限り。
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