わけありくんを護ります


「はは、分かってるねキミ。今のでは僕も物足りないと思ったよ。ならそうだなぁ、今度はキミがやりたい子を選んでいいよ」

「ならお言葉に甘えて……そこの君と、端の君」

指をさして指名する。

「おい芝桜っ」

「いいの」

不機嫌そうな顔で前に出てきた……一番はじめに比江島くんを追った2人。
特徴がノートに書いてあったからすぐ分かった。

──この2人だけは、いくら松野くんたちがいても、ゆずれないの。

「めんどうだから、2人で来てね」

君たちだけは、全力でいくから。

「……ふざけんな!女だからって」
「手加減しねぇからなぁ!」

あーあ、今の見てなかったの?そんな突っ込んでくると──

「……ぐっ!!」
「ぶっ!!」

私に避けられて、手刀を食らう羽目になるんだよ。
そのまま白目になった2人の胸ぐらを掴み、左右に散らした。

「ありがとう。2人で来てくれて」
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