裏社会の私と表社会の貴方との境界線

予想外の行動

「本日の17時のホームルーム開始時刻までに、それぞれのクラスに行ってください。これで私からのお話は以上です。わざわざきてくださり、ありがとうございました」


そう言われて、用がなくなった私とユウは学園長室から出て行った。


バタン。


「失礼しました」


ふう…とため息をつく私とは裏腹に、ユウは何やら楽しそうな顔をしていた。


まあ、どうせ大したことはないだろうが。


昔から、ユウは何に対してもいちいち面白そうにする。


「なんで楽しそうなのよ。全く…意味わかんない」


私はユウをキッとにらんだが、逆効果だったのかまたにやにやし出した。


この顔が最高に気持ち悪い。


「だってさー俺のペアの子女子だぜー?楽しそうじゃん。それに、華恋のペア男子だろ?」


ああ…やっぱりそんなくだらない理由ね。


全く…この人の女遊びはなおらないのかね。


やれやれ、と私が首を横に振る。


昔からユウは女を引っ掛けたりするのが好きで、避ける女性もいれば近寄る女性もいた。


きっとそれは、顔がいいからだろう。
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