裏社会の私と表社会の貴方との境界線
そんな私の顔を見て、ツキは表情をくもらせた。


「なに、不満なの?なら別々に行くけど」


なんとなく落ち込んでいるように見えてしまって、慌てて訂正する。


「い、いえ!ツキがそんなことを言うのは珍しいから、驚いただけで…」


疑うような目を向けてから、ふう…とため息をつかれる。


「あっそ。じゃあ30分ぐらい後でいいよね?リビング集合で」


「ええ!分かったわ…!」


そう言ってから小さくツキに手を振って、部屋のドアを閉めた。


ツキがあんなこと言うなんて…。


失礼だけど、裏があるとしか思えないわ!


そんなことを考えたけれど、人の気持ちを決めつけてしなうのはいけないような気がして忘れようとぶんぶん首を振る。


よし!


そろそろ、制服に着替えて準備しないとよね!


ツキと約束したのだから絶対に時間通りに集合しないと、と思い私は準備をするために立ち上がった。
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