ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜

華恋ちゃんからの“話”

やっと生徒会の集まりが終わり、家に帰ってきた。


けれど、時間が集合時間に迫ってきているためゆっくりはできない。


急いで準備しなければ。


「あれ?夢乃、どこかに行くの?もう遅いけど…」


準備を終えてカバンを持ち、玄関で靴を履いているとお母さんに会った。


「うん、ちょっと用事でね。帰るときには連絡するよ」


正直、お母さんが簡単に許可してくれるとは思ってない。


門限には厳しいし。


でも、私はもう高校生だ。


この時間でも許してくれるかも、なんて思ってる。


「…まあ、それなら。気をつけて行ってくるんだよ」


「うん!大丈夫だよ。行ってきます!」


私は笑顔を見せて、玄関を出た。
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