ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜
それから私達は無事に裏門から出ていくことができて、今橘駅にいる。


「もうだいぶ暗いから気をつけて帰ってね」


華恋ちゃんが気にかけてくれて嬉しくなる。


「うん!大丈夫だよ〜」


私はにこっと笑いかける。


今の時間は6時半前くらいで、ずいぶんと暗くなってきている。


お母さんが心配するかもしれないし、連絡を入れなくちゃ。


そう思ってポケットからスマホを取り出す。


「お母様に連絡?」


華恋ちゃんに聞かれて、コクっとうなずく。


『今橘駅にいるよー


今から帰るね』


短い文をお母さんに送った。


すぐに既読になり、返事が返ってきた。


『気をつけてね』
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