ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜
そっけなく感じるかもしれないけど、これでも結構心配してくれている。


そういえば、今一緒に皇くんもいるんだった。


お母さんは知らないだろうし、伝えておこうかな。


そう思って、また文字を打とうとした時。


「あら〜彩鈴じゃない!用事は終わったの?その子達はお友達?」


ハイテンションな女の人が現れた。


きれいな茶髪の髪に少し幼い顔立ち、しゃべり方がおっとりしている感じで、年齢は…20代くらいかな?


顔立ちのせいか、すごく若く見える。


そう、彩鈴ちゃんのような…って、よく見たら似ている。


「お母さん!用事終わったよ〜!」


女の人に駆け寄る彩鈴ちゃん。


こんなに若そうに見えるのに、彩鈴ちゃんのお母さんとはびっくりだ。


「えっと…初めまして。彩鈴さんと仲良くさせてもらっている、雨晴華恋といいます」


すぐに華恋ちゃんが、彩鈴ちゃんのお母さんにあいさつをする。


すると、彩鈴ちゃんのお母さんは厳しい顔になった。
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