ヴァンパイアに狙われています!〜運命は危険な出会い〜
「いいんじゃない?行けばさ。芽依(めい)さんに連絡入れてみなよ」


芽依さんっていうのは、私のお母さんのこと。


それより、驚いた。


皇くんがそんなこと言うなんて。


「う、うん。連絡してみる」


私はダメもとで連絡を入れて、聞いてみる。


すると。


『たまにはいいんじゃない?


夜空くんもいるなら安心だしね!


気をつけていってらっしゃい』


なんと、許可が出た。


ちょっと悔しいけど、皇くんのおかげでもあるかも。


やっぱりお母さんからの信頼度高いなあ。


「いいって言ってくれた。皇くんありがとう!」


「…っ!いや…別に」


ぷいっと反対をむかれてしまった。


皇くんの耳が赤く見えた気がするけど、暗いし勘違いだと思う。


「わーい!じゃあ行こっ!」


すぐに彩鈴ちゃんに手を引かれて、道を歩いていった。
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