人気バンドの紅一点?!~天然美女は溺愛される~
普通はカウントダウンに本人が登場するコトは珍しくて、チャットでファンのみんなが盛り上がって、そこからカウントダウンが始まる感じだ。
でも、今回はカウントダウンに登場させてもらえるコトになった。
マネージャーのあやぴに少し迷惑かけたかな・・・?
あとでお菓子でも送っておこうかな。
「はじめるよ、ユキ」
「はーい!」
リーダーのネイに声を掛けられて、カメラの前の定位置にスタンバイする。
4人が一列になるとカメラに収まらないので、前にコウとネイ、後ろに私とセイ。
4人でテレビ出る時、立ってるときはだいたいこの順番だ。
椅子が用意されるときは4人で一列だけどね。
「あ、いっぱい入ってるー」
配信を始めたとたん、たくさんの人が入ってくる。
えっと・・・え、6万人⁉
本人登場というコトで珍しさからくる人もいるんだろうけど・・・一定数ファンがいると思うと、嬉しさから頬が緩んだ。
すると、目に負えない速さでコメント欄が動く。
「『嬉しそうなユキたん可愛い!』だって」
コメントを読んだコウが教えてくれて、私は画面に手を振った。
ホントにいい人ばっかりだなぁ、ルアーズは。
「いっぱいコメントありがとねぇ。・・・えっと、『MV制作で大変だったコト』?ありますか、みなさん」
自分ばっかり目立つわけにはいかないので、全員に話題を振る。
「えー・・・あのね、作詞」
「それってもうMVじゃないじゃん」
ネイのツッコミに、コウは真剣に答える。
「ホントに!なんかねぇ・・・緑蘭って植物じゃない?初めてのジャンルで糸口がつかめなくて・・・」
「結論?」
「はい、作曲の粉雪にたくさん迷惑かけましたねー」
コウが苦笑して、コメント欄はそんなコウを励ます言葉であふれた。
「ねーくんはどうですかー?」
私は、人前ではメンバーのコトをファンと同じように呼んでいる。
反対に、3人は私のコトを『粉雪』か『ユキたん』と呼ぶ。
あとは本名、かな。
「大変だったコト・・・あのさ、胡瞳・・・は作詞か。粉雪がさ、意地悪してくんの」
「えぇ!そうなんですか?」
「分かってるのに聞かないでよ」
びっくりしたように返すと、ネイが子供を見るような目で見てきた。
「ギターソロが異常に多いわけですよ。しかも複雑だし」
「・・・ってコトなのでギターソロお楽しみに!」
「いい感じに締めくくんないで。・・・聖藍はどー?」
ネイがセイに訊き、セイは考えるように顎に手を当てた。
「ネタバレしてもいい?」
「え、だめ!先に公開したほんの少しのトコならいいけど」
「ん-・・・え、なにが大変だっただろ・・・。あ、そういえば撮影時期が梅雨だったし、蒸し暑かったよね」
「あー!確かに・・・落ち着いた曲だから長袖長ズボン、上から何枚も着たもんね。あれは暑かった」
コウが同意し、額の汗をぬぐう動作をした。
「粉雪はずっと扇子で扇いでたよね」
「熱いの苦手なんですぅ」
「なんでそんな嫌味ったらしい返し方?」
ネイのツッコミに全員が笑い、コメント欄がすごい速さで動いていく。
「『セイくんが大笑いしてるの珍しすぎて可愛い!』って言ってるよ」
セイにそう伝えると、セイはそのコメントを見つけて恥ずかしそうに頭をかいた。
でも、今回はカウントダウンに登場させてもらえるコトになった。
マネージャーのあやぴに少し迷惑かけたかな・・・?
あとでお菓子でも送っておこうかな。
「はじめるよ、ユキ」
「はーい!」
リーダーのネイに声を掛けられて、カメラの前の定位置にスタンバイする。
4人が一列になるとカメラに収まらないので、前にコウとネイ、後ろに私とセイ。
4人でテレビ出る時、立ってるときはだいたいこの順番だ。
椅子が用意されるときは4人で一列だけどね。
「あ、いっぱい入ってるー」
配信を始めたとたん、たくさんの人が入ってくる。
えっと・・・え、6万人⁉
本人登場というコトで珍しさからくる人もいるんだろうけど・・・一定数ファンがいると思うと、嬉しさから頬が緩んだ。
すると、目に負えない速さでコメント欄が動く。
「『嬉しそうなユキたん可愛い!』だって」
コメントを読んだコウが教えてくれて、私は画面に手を振った。
ホントにいい人ばっかりだなぁ、ルアーズは。
「いっぱいコメントありがとねぇ。・・・えっと、『MV制作で大変だったコト』?ありますか、みなさん」
自分ばっかり目立つわけにはいかないので、全員に話題を振る。
「えー・・・あのね、作詞」
「それってもうMVじゃないじゃん」
ネイのツッコミに、コウは真剣に答える。
「ホントに!なんかねぇ・・・緑蘭って植物じゃない?初めてのジャンルで糸口がつかめなくて・・・」
「結論?」
「はい、作曲の粉雪にたくさん迷惑かけましたねー」
コウが苦笑して、コメント欄はそんなコウを励ます言葉であふれた。
「ねーくんはどうですかー?」
私は、人前ではメンバーのコトをファンと同じように呼んでいる。
反対に、3人は私のコトを『粉雪』か『ユキたん』と呼ぶ。
あとは本名、かな。
「大変だったコト・・・あのさ、胡瞳・・・は作詞か。粉雪がさ、意地悪してくんの」
「えぇ!そうなんですか?」
「分かってるのに聞かないでよ」
びっくりしたように返すと、ネイが子供を見るような目で見てきた。
「ギターソロが異常に多いわけですよ。しかも複雑だし」
「・・・ってコトなのでギターソロお楽しみに!」
「いい感じに締めくくんないで。・・・聖藍はどー?」
ネイがセイに訊き、セイは考えるように顎に手を当てた。
「ネタバレしてもいい?」
「え、だめ!先に公開したほんの少しのトコならいいけど」
「ん-・・・え、なにが大変だっただろ・・・。あ、そういえば撮影時期が梅雨だったし、蒸し暑かったよね」
「あー!確かに・・・落ち着いた曲だから長袖長ズボン、上から何枚も着たもんね。あれは暑かった」
コウが同意し、額の汗をぬぐう動作をした。
「粉雪はずっと扇子で扇いでたよね」
「熱いの苦手なんですぅ」
「なんでそんな嫌味ったらしい返し方?」
ネイのツッコミに全員が笑い、コメント欄がすごい速さで動いていく。
「『セイくんが大笑いしてるの珍しすぎて可愛い!』って言ってるよ」
セイにそう伝えると、セイはそのコメントを見つけて恥ずかしそうに頭をかいた。