クールなエリートSPは極悪か溺甘か ~買われた新妻は偽りの旦那様の執愛から逃れられない~
マンションは静かな土地にあり、セキュリティが高いものばかりだった。
三つほど回って、築浅でいちばん綺麗な外観の建物に目を奪われる。
オートロック、モニター付きインターホン、24時間体制の警備員。
実家よりもかなりしっかりしている。
こんなところに住んだら、ストーカーに狙われる方が無理なんじゃない?
「徒歩五分圏内にスーパー、コンビニ、さらに行けば生活雑貨も全て揃うな。 セキュリティも、俺と一緒なのを除いても悪くない」
「瑛輔って、自分に自信あるわよね」
「鍛えている自負はあるが?」
「そういうことじゃないんだけど…」
「部屋も気に入ればここに決めてもいいだろう。行くぞ」
一切躊躇せずにエントランスに向かう瑛輔の後にくっついて、私は遠慮がちに進んだ。
内見をしながら、私は正直な感想を口にする。
「とても素敵だけど、広すぎない?」
「3LDKか。それぞれの部屋を考えたら妥当だと思うが」
「なるほど。そう言われればそうかも」
1部屋余るけど、書斎でもいいし来客用にも使える。
そこではっとする。
「来客があった時、夫婦別寝が原因で不仲を疑われることはあるかな」
「それは誘ってるのか?」
「な、別にそんなんじゃ…」
「おまえがそうしたいなら寝室を一緒にしてやってもいい」
なにっよ、その言い方!それにその顔!意地悪なことを言う時だけ笑うんだから、ムカつく!