クールなエリートSPは極悪か溺甘か ~買われた新妻は偽りの旦那様の執愛から逃れられない~
もしかして、手を繋ぐの?
「嫌か?」
「嫌では…ないけど…」
「ならくっつけ。これだけ近くにいれば、誰も接触はできない。いざと言う時のための練習にもなる」
そっか。これはストーカー対策に、人前で自然な夫婦を演じるための練習。
何かあった時、私を守れる距離でいるための最善策。
それなら、仕方ない。瑛輔はそれも夫としての責務だと思ってくれているんだから。
彼は偽装夫婦の心得に抜かりない。
私は思いきって、瑛輔の腕に抱きついた。
こんな大胆なことをしたのはもちろん人生で初めてなので、顔から火が出そう。
「は、早く行こう」
「自分からしておいてその照れ様は……」
「慣れてないの! 悪い?」
「いや。最高だろ」
瑛輔はくつくつと笑った。
私をからかうためじゃなくて、おかしくて吹き出すみたいに。
いや、むしろばかにされてるかも…?
もうなんでもいい。仲良し夫婦の体裁を保てるならそれで!
その日は向こう1週間分の買い物をして帰宅した。
私が不必要に外出しないで済むようにだ。
瑛輔が大量の買い物袋を軽々と持ち運ぶのを、私は若干引き気味で見守った。
「嫌か?」
「嫌では…ないけど…」
「ならくっつけ。これだけ近くにいれば、誰も接触はできない。いざと言う時のための練習にもなる」
そっか。これはストーカー対策に、人前で自然な夫婦を演じるための練習。
何かあった時、私を守れる距離でいるための最善策。
それなら、仕方ない。瑛輔はそれも夫としての責務だと思ってくれているんだから。
彼は偽装夫婦の心得に抜かりない。
私は思いきって、瑛輔の腕に抱きついた。
こんな大胆なことをしたのはもちろん人生で初めてなので、顔から火が出そう。
「は、早く行こう」
「自分からしておいてその照れ様は……」
「慣れてないの! 悪い?」
「いや。最高だろ」
瑛輔はくつくつと笑った。
私をからかうためじゃなくて、おかしくて吹き出すみたいに。
いや、むしろばかにされてるかも…?
もうなんでもいい。仲良し夫婦の体裁を保てるならそれで!
その日は向こう1週間分の買い物をして帰宅した。
私が不必要に外出しないで済むようにだ。
瑛輔が大量の買い物袋を軽々と持ち運ぶのを、私は若干引き気味で見守った。