クールなエリートSPは極悪か溺甘か ~買われた新妻は偽りの旦那様の執愛から逃れられない~
「今の、なし。聞かなかったことにしろ」

私が分かりやすく困った顔をしていたからだろう。言うなり瑛輔は最後に額にキスを落とし、私は丁寧にベッドに入れられ布団をかけられる。

「おやすみ。明日の朝は急がなくていいから、しっかり寝ろよ」
「はい……」

ぽんぽんとリズム良く私のお腹のあたりを叩く瑛輔。

情熱的な大人のキスから一転、好きだと自覚した夫に寝かしつけられる状況にしばらく追いつかなかったけれど、素直な体は次第に眠気に誘われ意識は落ちていった。





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