学校の人気者は私だけを離してくれない
しかし安心したのも束の間。
今度は学校でとんでもない噂が流れ始めた。
『神宮寺紗羅は橘悠真とも付き合っている』
もちろん嘘。
だけど噂はどんどん広がっていく。
クラスの視線が痛い。
冬人くんまで信じてしまったらどうしよう。
怖かった。
そしてある日。
ついに限界が来て私は泣いてしまう。
すると――
教室のドアが勢いよく開いた。
「誰だよ。」
冬人くんだった。
教室が静まり返る。
「紗羅泣かせたやつ。」
その目は今まで見たことがないほど冷たかった。
「俺の彼女にくだらねえこと言ってんじゃねぇよ。」
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