The previous night of the world revolution5~R.D.~
それだけではない。
これまた隣国アシスファルト帝国でも、不景気が続いている。
アシスファルト帝国で長年覇権を利かせてきた大企業が、事業の失敗によって失脚し。
その傘下にあった系列企業も軒並み大ダメージを受け、結果、アシスファルト帝国全体が不景気の波に飲まれた。
ルティス帝国経済とアシスファルト帝国経済は、昔から密接した関係にあった。
そのせいで、アシスファルト帝国国内にあるルティス帝国系企業も、大きな打撃を受けた。
従って、アシスファルト帝国の道連れになるかのように、ルティス帝国経済も低迷している。
目覚ましい発展を遂げつつある箱庭帝国とは裏腹に、ルティス帝国とアシスファルト帝国は、仲良く一緒にすってんころりん。
これじゃあ気分も悪くなるよ。
別に誰が悪い訳でもないけどさ。ルアリスの奴が上手くやってるのはちょっと憎いけど、それだってあいつの努力故だし。
それを妬むのは筋違いと言うもの。
「確かに不況は痛いけど…ルレイアにも何か影響があったの?」
「あるんですよ、それが」
俺が溜め息をついていたのは、そのせいなのだ。
「この不景気でしょ?皆お金を使いたがらなくて。うちの系列風俗店が、軒並み売上低迷中でして…」
「…あー…」
景気が悪くなると、どうしても皆「守り」に入る。
うちは特に、金持ちの上客だけを扱う風俗店だし。
金持ちってのは、したたかでケチだからな。
懐が怪しくなってきたら、妖しい店への出入りも少なくなる。
お陰で、うちは商売上がったり。
良い迷惑だよ、全く。
「そうなの…。それは大変ね、ルレイア…」
「まぁ仕方ないだろ。この際いくつか店を畳んだらどうだ?」
「そうですね。いくつか整理しようと思ってるんですよ。どうせ店を潰しても、嬢は全員俺の女だから、抱こうと思えばいつでも抱けるし…」
「…悪魔だな、お前…」
え?ルルシー何か言った?
きっと俺の聞き間違いだ。
これまた隣国アシスファルト帝国でも、不景気が続いている。
アシスファルト帝国で長年覇権を利かせてきた大企業が、事業の失敗によって失脚し。
その傘下にあった系列企業も軒並み大ダメージを受け、結果、アシスファルト帝国全体が不景気の波に飲まれた。
ルティス帝国経済とアシスファルト帝国経済は、昔から密接した関係にあった。
そのせいで、アシスファルト帝国国内にあるルティス帝国系企業も、大きな打撃を受けた。
従って、アシスファルト帝国の道連れになるかのように、ルティス帝国経済も低迷している。
目覚ましい発展を遂げつつある箱庭帝国とは裏腹に、ルティス帝国とアシスファルト帝国は、仲良く一緒にすってんころりん。
これじゃあ気分も悪くなるよ。
別に誰が悪い訳でもないけどさ。ルアリスの奴が上手くやってるのはちょっと憎いけど、それだってあいつの努力故だし。
それを妬むのは筋違いと言うもの。
「確かに不況は痛いけど…ルレイアにも何か影響があったの?」
「あるんですよ、それが」
俺が溜め息をついていたのは、そのせいなのだ。
「この不景気でしょ?皆お金を使いたがらなくて。うちの系列風俗店が、軒並み売上低迷中でして…」
「…あー…」
景気が悪くなると、どうしても皆「守り」に入る。
うちは特に、金持ちの上客だけを扱う風俗店だし。
金持ちってのは、したたかでケチだからな。
懐が怪しくなってきたら、妖しい店への出入りも少なくなる。
お陰で、うちは商売上がったり。
良い迷惑だよ、全く。
「そうなの…。それは大変ね、ルレイア…」
「まぁ仕方ないだろ。この際いくつか店を畳んだらどうだ?」
「そうですね。いくつか整理しようと思ってるんですよ。どうせ店を潰しても、嬢は全員俺の女だから、抱こうと思えばいつでも抱けるし…」
「…悪魔だな、お前…」
え?ルルシー何か言った?
きっと俺の聞き間違いだ。