結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
このところ史花が変わったのは優成も気づいていた。どういう心境の変化か、ヘアメイクや洋服をこれまでとは一新しているのだ。史花はもともと綺麗な顔立ちをしているが、手を加えることでそれが顕著になった。
乏しい印象だった表情にも笑顔が増えたように思う。
赤池が〝ダイヤの原石〟と例えたのには妙に納得だった。
「きっと津城さんと結婚したからですよね。女性は愛されると変わるって聞きますもん」
「いや、俺はなにも」
つい正直に答えた。
現に夫婦なのは形ばかり。赤池の言う〝愛〟は存在しない。
それなら史花は、なぜイメチェンを図っているのか。単なる気分転換か。それともなにか理由があるのか。
真面目な彼女だからこそ、意味もなく行動に移すようには考えられなかった。
ゲートへ到着し、赤池と二手に分かれる。操縦以外の業務をする赤池はコックピットの点検へ、操縦の担当である優成は航空機の外部点検へ向かった。
機種には速度や高度を計器に表示させるための機器がたくさん装備されており、それらの機器に損傷がないか確認をしていく。さらにタイヤやエンジンブレードに損傷がないか、オイルの漏れはないかどうか、一つひとつ確実に目視しなければならない。
乏しい印象だった表情にも笑顔が増えたように思う。
赤池が〝ダイヤの原石〟と例えたのには妙に納得だった。
「きっと津城さんと結婚したからですよね。女性は愛されると変わるって聞きますもん」
「いや、俺はなにも」
つい正直に答えた。
現に夫婦なのは形ばかり。赤池の言う〝愛〟は存在しない。
それなら史花は、なぜイメチェンを図っているのか。単なる気分転換か。それともなにか理由があるのか。
真面目な彼女だからこそ、意味もなく行動に移すようには考えられなかった。
ゲートへ到着し、赤池と二手に分かれる。操縦以外の業務をする赤池はコックピットの点検へ、操縦の担当である優成は航空機の外部点検へ向かった。
機種には速度や高度を計器に表示させるための機器がたくさん装備されており、それらの機器に損傷がないか確認をしていく。さらにタイヤやエンジンブレードに損傷がないか、オイルの漏れはないかどうか、一つひとつ確実に目視しなければならない。