結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
「少なくとも気持ちは伝わったはずだ」


 予想に反してやわらかな笑みを返された。

 この頃たびたび向けられる彼の笑顔は破壊力が半端ない。史花は弾んだ鼓動を宥めるように胸に手をあてた。


「そろそろ外の世界へ戻ろう」


 再び手を繋ぎ、史花たちは歩いてきた道を引き返した。
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