結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
休みが明け、今日からまた四連勤。出勤した史花は、挨拶を交わしながらデスクに着いた。
「ふみちゃん、おはよう」
「センター長、おはようございます」
「おっ? なんだかすっきりした表情だね。いい休日を過ごした証拠だ」
しげしげと史花の顔を観察し、木原が相好を崩す。
「はい、おかげさまで充実した休みでした」
鍾乳洞をあとにした史花たちは、見晴らしのいい高台のレストランで遅めのランチをとって帰宅。夜は史花の手料理をふたりで食べた。
もちろんそのあとは、買ったばかりのペアカップでコーヒーも飲んだ。
「津城くんとお出かけでも? っと、セクハラと言われたら大変だ」
木原は両手の人差し指を使って、自分の口の前でバッテンを作った。
「そうですよ、木原センター長。プライベートな情報を聞き出すのはセクハラと取られかねません」