結婚不適合なふたりが夫婦になったら――女嫌いパイロットが鉄壁妻に激甘に!?
丁寧に手で指し示しておきながら、史花に向ける目は鋭く冷ややかだ。あくまでも知らないふりを押し通すつもりらしい。
「史花じゃなく、キミが史花を陥れるためにフライトプランを書き換えるよう指示したんだろう?」
優成は〝キミが〟の部分を強調した。
「なにを言ってるのかわかりません。どうして私がそんなことを?」
「とぼけても無駄だ。証拠ならここにある」
「……証拠?」
環が訝しげに目を細める。そんなものなどあるはずないという自信があるのか、強気な態度は崩れない。
優成はスマートフォンを取り出し、未希が送ってよこした音声データを再生しはじめた。
『私の父に頼めば、あなたなんてディスパッチャーになれないどころか、オーシャンエアラインにだっていられなくなるのよ?』
環の声が流れた途端、彼女の顔から血の気がなくなっていく。
「ちょっと待って! 止めて!」
「史花じゃなく、キミが史花を陥れるためにフライトプランを書き換えるよう指示したんだろう?」
優成は〝キミが〟の部分を強調した。
「なにを言ってるのかわかりません。どうして私がそんなことを?」
「とぼけても無駄だ。証拠ならここにある」
「……証拠?」
環が訝しげに目を細める。そんなものなどあるはずないという自信があるのか、強気な態度は崩れない。
優成はスマートフォンを取り出し、未希が送ってよこした音声データを再生しはじめた。
『私の父に頼めば、あなたなんてディスパッチャーになれないどころか、オーシャンエアラインにだっていられなくなるのよ?』
環の声が流れた途端、彼女の顔から血の気がなくなっていく。
「ちょっと待って! 止めて!」